「正義の味方」の前に――本編未読の方へのガイド
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 大企業「シノヤ」の経営者一族の一人でありながら、その出生故につまはじきにされている男・高篠光矢(たかしのみつや)。彼は少年 の頃から、うまくコントロールできない不思議な力に悩まされ、且つ数人の人々に命を狙われていた。そんな経験から人間不信に陥った彼 は、シノヤの下請けデザイナーとして小さな事務所を経営、そこに閉じこもるかのように仕事に専念し、日々を過ごしている。

 そんな光矢は、八雲(やくも)という少年を雇っている。彼は「元・救世主」と名乗り、別世界からやってきたという。無表情で自分の 事を話そうとしない彼は、光矢と同じような力を持っており、その「魔術」の使い方を光矢に教える教師として光矢が雇ったのだ。居候で ある彼の姿に、光矢は己の少年時代を重ね合わせてみており、彼を友達として守ろうとしていた。

 そんな八雲を煙たがっているのが、光矢の幼馴染である衛藤空央(えとうあきお)だ。彼は八雲の言い分を現実逃避の妄想だといい、光 矢がパラノイアを身近に置くことを憂いている。

 実は光矢と空央は一つの秘密を共有していた。それは、かつて光矢がある少年を魔術で殺害した過去を持っている事だ。

 ある日、衛藤家の敷地で光矢が何者かに狙撃された事をきっかけに、今の自分には何もできないと判断した空央は家を出ることを決意。 更に空央は光矢に、「かつて殺害したはずの子供」が成長した姿が今の八雲ではないかという疑惑を告げる。そして光矢と八雲、そして自 分が勤めていたゲーム製作会社の上司であり同級生の岡嶋に消える事を予告した後、行方不明に。

 何も相談されずに兄と連絡の取れなくなった空央の妹・衛藤藍は、空央と光矢の友情を疑いながら、岡嶋と連絡を取る。やがて藍は、自 分が見られている、ストーキングされているという感覚に悩まされるようになり、岡嶋に相談することに。
 それがどうやら不審な動きをする岡嶋のせいらしいということも知らずに。

 岡嶋と連絡を取り合う光矢の義兄・洸やベテラン傭兵のハロル、そのハロルに恨みを持ち空央との接触もあるらしい伝説の傭兵レイ、精 霊と名乗る女達と〈西方協会〉という謎の組織、八雲の過去を知っていたらしく彼に従うような言動をはじめた衛藤空央の父・衛藤秋人… …魔術の練習を続ける光矢のあずかり知らぬところで、彼の周りの人々がゆっくりと動き始める。

 高篠光矢にまとわり付くキーワード〈朱の教皇〉とは? 八雲の過去とは? 神楽坂空央の役目とは? 「あの世界」とは?


(只今、本編はリライト作業中の為公開を停止しております。しばらくお待ちください)





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